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妊婦の糖質制限は危険!妊娠糖尿病の誤解と食事療法はこれ!

2016/06/23


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妊婦さんの8人に1人は妊娠糖尿病だといいます。
糖尿病というだけで「食べ過ぎ」とか「贅沢病」とか「ダイエットしなさい」とか、厳しい意見が多く、心がポッキと折れそうになりますよね?

特に妊婦さんは昔から「太ってはいけない!」と指導されていますから、
妊娠糖尿病と言われると「ダイエットしなくちゃ!」と考えてしまうのは無理もありません。

世の中にあるたくさんのダイエットの中で「糖質制限ダイエット」が流行っていますが、妊婦さんが糖質制限をすることは母子共に危険だと言います。

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妊娠糖尿病とは?

妊娠糖尿病と糖尿病妊娠と呼ばれるものがあります。
妊娠糖尿病は今まで糖尿病ではなかった人が妊娠をきっかけに耐糖能が低下して糖尿病になるケースで、糖尿病妊娠はすでに糖尿病と分かっている人が妊娠した場合、現在境界線型で妊娠すれば妊娠糖尿病となる可能性があるというものです。

妊娠糖尿病は糖尿病に至っていな糖代謝異常で、明らかな糖尿病は妊娠糖尿病には含まれません。

診断基準は75gの経口血糖負荷試験というものを行い

  • 空腹時血糖値≧92mg/dl
  • 1時間値≧180mg/dl
  • 2時間値≧153mg/dl

の内1点以上を満たすものをいいます。

妊娠糖尿病が起こるワケ

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妊娠をすると絨毛性ゴナドトロピン、プロゲステロン、コルチゾール、プロラクチンという、糖の代謝が悪くなるホルモンが出て血糖値が上がりやすくなります。母体の胎盤から子宮の中にいる胎児に栄養がちゃんと届くように作られた素晴らしいシステムです。

これは、胎児が成長するための大切な働きになります。血糖値が低いと胎児が成長しにくくなります。それを防ぐために胎児の成長に必要なブドウ糖を安定して供給するという「胎児優先の働き」を母体が行っているのです。

しかし、体質によって血糖値が上がりやすい人や糖尿病予備軍という人は妊娠をすると血糖値が正常範囲を超えてしまうことがあります。

血糖値が上がることで、胎児優先だったはずの栄養供給が逆に胎児に悪影響を及ぼしてしまうといいます。

妊娠糖尿病による合併症

胎児への影響として流産・奇形・巨大児・未熟児・低血糖児・心臓病・胎児死亡があります。高血糖状態が続くと胎児に胎盤を通じてブドウ糖が過剰に送られ、発育が進みすぎてしまい巨大児のリスクが高くなります。

母体への影響として糖尿病腎症の悪化・糖尿病網膜症の悪化・早産・尿路感染・
妊娠高血圧症候群・羊水過多・赤ちゃんが巨大児になることにより、経膣分娩が困難になったり、帝王切開になったり、出産時の負傷などの問題が起こりやすくなります。

妊娠糖尿病の対策

妊娠糖尿病の血糖値をコントロールする方法は「食事療法」「運動療法」
「インスリン治療」があります。胎児の成長に悪影響を及ぼす可能性がある
経口血糖降下薬による治療は推奨されていません。食事療法や運動療法でコントロールが上手くいかない場合はインスリンによる治療になります。

食事療法

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糖尿病のイメージは「太っている人・食べ過ぎの人」などと言われますが、実際そんなことはありません。特に日本人は痩せている人にも糖尿病が多いのです。

ここで注意したいのが、妊娠糖尿病と糖尿病は別物ということ。この辺り、理解不足の医師もいられるようで、妊娠糖尿病の妊婦さんが糖尿病患者と同じカロリーや同じ目標血糖値に設定されていたりします。

まず、妊娠糖尿病の場合は血糖値のベースが上がらないようにしましょう。そして、食後の血糖値が急上昇して、急降下しないようにコントロールします。
目標血糖値は食前が100、食後2時間が120くらいです。糖尿病患者に比べると厳しい目標になります。

妊婦さんは胎児の成長のための栄養と、妊婦さん自身の栄養とエネルギーを摂る必要があり、むやみに食事を減らすと母子共に栄養欠乏のリスクが高まります。血糖値が高いからと言っても、必要な栄養とエネルギーとごはん・パン・パスタ・うどんなどの糖質も摂取しましょう。そうでなければ、おなかの中の赤ちゃんが飢餓状態になってしまいます。

食事制限や糖質制限をし過ぎて母体が飢餓状態になると糖が十分に作り出せない時でも細胞にエネルギーを供給するためにケトン体という物質を作り出します。この状態が続くとケトン症を引き起こす可能性があります。

妊娠中に血液中のケトン体濃度が上がると、子供の精神発達に悪影響を及ぼすという報告があります。また、このケトン体により、赤ちゃんのIQが少し下がるというデータもあります。妊娠中の糖質制限ダイエットはケトンが出るので安全性が確認されない限り避けましょう。

妊婦さんに必要なカロリー量は妊娠週数と標準体重により異なりますが、
1日2000kcalに近いくらいになります。

朝昼晩に分けて必要な糖質を摂取すると血糖が上がる場合におススメなのが
6分割食でコントロールするやり方です。まず、糖質だけ半分取り、2時間後に残りを食べるというものです。これでコントロールが上手くいかない場合はインスリン治療になります。

インスリン治療にはカーボカウント法というものがあります。これは食べる炭水化物の量に合わせてインスリンの量を自分で調整する方法で厳密に食事の量を調節しなくても、食事に合わせてインスリンが打てます。

血糖を状症させにくい食事

血糖を上昇させにくいG1の低い食材を摂ることで糖の吸収が遅くなったりします。
血糖を上昇させやすい炭水化物はきのこや野菜などと一緒に食べたり、ごはんより
G1の低いうどんやパスタを主食にするのも効果的です。

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まとめ

ここまで、妊婦さんが糖質制限をする危険性をお伝えしました。

妊娠糖尿病は8人に1人という高い割合です。しかし、産院によってはスクリーニング検査自体に消極的な所もあるといい、実際には見過ごされている妊婦さんも多いと思います。気になる方はぜひ赤ちゃんの為にも妊娠糖尿病の検査をしてみてください。

妊娠糖尿病の管理は大変ですが、赤ちゃんとママのためにも診断と管理をしてもらいましょう!

 

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