ノロウイルスをキッチンハイターで殺菌!ペットボトルで簡単に作る
2016/11/25
毎年流行するノロウイルスはその症状もさることながら、その感染力も恐ろしいく強い病気で、テレビのニュースで取り上げられることも多々あります。
そのため、ノロウイルスには気をつけている人も多いのではないでしょうか?
最近ではノロウイルスの殺菌にあのキッチンハイターが効くことが分かってきました。今回は、ノロウイルスとその殺菌方法についてまとめてみました。
ノロウイルスについて
ノロウイルスの主な症状は吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱が挙げられます。ノロウイルスは感染性胃炎に分類される病気で、吐き気と下痢が特にひどくなる傾向にあります。熱は37‐38度で高熱になることはほとんどありません。
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一体、ノロウイルスはどこからやってくるのでしょうか?
その原因はノロウイルスの付着した2枚貝をちゃんと加熱せずに食べることにあります。
そして、感染力が非常に強いノロウイルスはウイルス感染者からの
飛沫感染や直接感染によって感染が拡大していくことが多いのです。
そのため、身の回りにノロウイルスに感染した人がいる場合には、
いかに感染を広げないようにするかが重要になります。
特に、感染者の吐しゃ物や排泄物の処理が適切におこなわれないと
ノロウイルスが広がっていきます。
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このときに知っておかなければいけないことは、ノロウイルスの耐性の高さです。通常のウイルスなら殺菌できるアルコール、高温、乾燥、酸などでもノロウイルスはなかなか死滅しません。
では、特別な薬品を買わなければならないのでしょうか?
決してそんなことはありません。
実は、ノロウイルスの殺菌に役立つのがキッチンハイターなんです。
キッチンハイターでノロウイルスを消毒できる
一見するとノロウイルスはなかなか殺菌できないウイルスのように思われますが、次亜塩素酸ナトリウムが有効であることが分かっています。
身近なもので次亜塩素酸ナトリウムを含んでいるのは、
キッチンハイターです。
しかし、ハイターならどれでもいいわけではありません。
⚠漂白剤の中には酸素系漂白剤がありますが、これは効果がありません。購入する際には、塩素系漂白剤を選びましょう。
キッチンハイターで消毒液を作る
消毒液の作り方は簡単です。
吐しゃ物などに直接使いたい場合には、塩素系漂白剤を水で50倍に薄めたものを作ります。
💡このときに500ccのペットボトルを使うと、とっても便利です。
初めにペットボトルの中に水を少しだけ入れて、その後塩素系漂白剤を10cc入れます。
ちなみにペットボトルのキャップは1杯で5ccなので計量カップ代わりに使えますよ。キャップ2杯分で10ccになります。また、塩素系漂白剤のキャップであれば、だいたい半分の量で10ccになります。
そして、最後に水をペットボトルいっぱいに入れて、よく振ります。
これで完成です。
この消毒液は吐しゃ物などを直接処理する際に使用します。
その際には、吐しゃ物などが乾かないうちに処理するようにしましょう。
吐しゃ物などが乾燥すると、ノロウイルスが空気中に舞い散りやすくなり、感染する可能性が高くなってしまうためです。
同じ要領で250倍に希釈した消毒液も作っておくとよいでしょう。
こちらはトイレの便座などの掃除に使用します。
500ccのペットボトルに塩素系漂白剤を2cc入れることで完成します。
ペットボトルのキャップで約半分の量ですね。
こちらの消毒液は掃除だけでなく、吐しゃ物がかかった衣服の漬け置きなどにも使えます。
⚠気をつけるべきことは、素手でキッチンハイターを触らないようにすることです。
この消毒液を作るときには手袋、マスク、ゴーグルなどをつけて塩素系漂白剤が体に直接つかないように気をつけましょう。
最悪、失明などの危険性があるので取扱いだけには注意が必要です。
まとめ
ノロウイルスはその感染力の強さから集団感染の不安や恐怖がある病気です。
しかし、キッチンハイターという身近なもので消毒液が作れるのかと思うとその不安や恐怖の気持ちも和らぎますね。
ノロウイルスが流行する時期や周りにノロウイルスの感染者がる場合には、この消毒液を作り常備するようにしたいところです。
早めの対策が感染を防ぐ1番の方法です。正しい知識を持って、ノロウイルスの予防に努めるようにしましょう。